クリスマス
今日は12月25日、クリスマスです。24日までのクリスマスイブが盛り上がり、25日のクリスマスになると、一気にその雰囲気がしぼんでしまうのは寂しいものです。本来誕生日を祝うのがメインなので、イエス・キリストがお生まれになる25日をもっと盛大にすべきというのが、全くの私見です。
私はクリスチャンではありませんが、キリスト系の学校である関西学院出身なので、キリスト教系の行事には馴染みがあります。そういえば中学時代、1回だけキャロリング(街の家々を訪ねて、クリスマス・キャロルを歌う)に出席した事があります。(右上の写真は待降節)
イエス様が生まれた際、3人の博士が「黄金、乳香、没薬」を捧げたのが、今ある「クリスマスプレゼント」に繋がるものとされています。お子さん方が「クリスマスプレゼントだ~」と嬉しそうにしている時、この種の話をしてあげれば、一般常識としてきっと子供たちは興味を持つのではないでしょうか。
また、ある敬虔なクリスチャンである友人が、興味深い話をしてくれました。イエス様がよりにって馬小屋で生まれ「飼葉桶」に寝かされたようですが、「身重なマリア様は旅先でイエス様がいつ産まれてもおかしくないというときに宿屋を提供してもらえず、断られ続けたんだよ。そして最終的には馬小屋で産まれる事となった。そして最後は人間の裏切りによって十字架につけられた。・・・。クリスマスはイエス様の誕生というおめでたいお祝いの行事であるけれども、その後のイエス様の生涯は十字架へと向かっていく。つまりクリスマスは十字架へ向かうイエスの生涯の始まりだったともいえるわけで、その意味で人間のもつ罪について考えることは免れないよ。そういう意味で僕にとっては厳かな、静かな、雪のしんしんと降る音が聞こえるような静けさの中でクリスマスは静かに過ごしたいと思うな。」
みなさんは、どんなクリスマスを過ごされましたか?正月やクリスマスでも、その背景にあるものを見ていくと、なかなか奥が深いものです。